法事のお花とは
法事の時には、本堂に飾る本堂用の仏花（1対）またはフラワーアレンジ（１対）と読経の後にお墓参りをするので、お墓用仏花(1対）を施主が手配します。本堂用仏花(またはフラワーアレンジ）の相場金額は、1束3500円～5000円となり、お墓用仏花は、1束1500円～2000円となります
本堂用の仏花は、白菊、黄菊に洋花を添えて作ります。基本的にトゲのある花は使いませんが、故人が生前にバラが好きだったなら、使っても問題ありません。 お墓参りに使うお花は、四十九日前は三色(白色、黄色、紫色）とし、四十九日後は五色（白色、黄色、紫色、ピンク色、赤色）がいいとされています。基本的にお供えに使うお花は奇数がいいとされています
法事の花（お墓参り）
お墓に行ってダメになった花と新しい花とを交換して、ダメになったお花は専用の処分用の場所がお寺でも霊園でも準備されています。
そのような場所が無い場合には、持ち帰ってきます。普通に燃えるゴミとして処分してもいいのですが、それだとちょっととお考えになるのなら、白い半紙にくるんでから処分するといいでしょう。もっと丁寧にするなら塩で清めてから処分しましょう。
お食事をする場所に遺影だけでは寂しいので一緒に3000円～5000円のフラワーアレンジを飾るといいでしょう。
葬儀の時ように、篭花や盛篭を法事の時に本堂に飾る所もあります。この篭花や盛篭は、施主、子供一同、あるいは兄弟一同という形で本堂に飾ります。盛篭の中身も最近は、果物でなく雑貨を選ぶ方が多いです。法事用の篭花、盛篭の金額は12000円～15000円となります
法事用の篭花は、本堂の花同様に、故人が生前好きだった花や色相をえらばれるといいです。男性だと白を基調に青、紫色、女性だと白を基調にピンク色を入れるのが一般的です。
法事本堂用花束
お墓用法事花束
法事アレンジ
一周忌にご自宅に送る花としては、一般的には5,000円～10,000円がいいとされています。あまり高い値段の花を送ると気を遣われたり、逆に気を悪くされるケースもあります。一般的には10,000円以下が相場ですが、法人となると予算はもう少し多くなってきます。法人の場合には、10,000円～20,000円程度の価格帯の花が選ばれます。
このように、一周忌に贈る花にはマナーがあります。そのマナーを踏まえてお花を選ぶことで遺族からの印象も違います。さらに、マナーを守るだけでなく、故人の好きだった花を選んだり好きだった色の花でまとめたりすることで、故人のことを考えて送ってくれたんだな、故人のことを偲んでくれているんだなということが遺族側にも伝わって喜ばれます。
また、メッセージカードや手紙などを添えることも重要です。ただ花を贈るだけということだと、少し失礼になってしまいますし手紙などを添えた方がより気持ちが伝わりやすくなりますから、印象も良くなります。当日だとおうちの人もいろいろあわただしいので、お届けする日は、一周忌の前日までに届くように手配します。また、お花に形もフラワーアレンジがそのまま仏壇の前にかざれます。。
