初盆とは故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことです。初盆のことを新盆と呼ぶ地域もあります。
初盆には、生前お世話になった故人のためにお花を送りたいと考える方も多いです。
しかし、一体どのようなお花を選べば良いのでしょうか?
直接訪問できずにお花だけを送る場合には、メッセージカードで一筆添えると喜ばれます。
初盆にお供えするお悔やみのお花には、故人にお世話になった感謝の気持ちを伝えるのと故人を偲ぶ気持ちを意味します。
故人が亡くなってあまり月日が経過していない初盆では、一般的に白を基調としたお花を選ぶことが多いです。
故人が好きだったお花を選ぶことにより、故人を偲ぶ気持ちと親族にも故人のことを想い出すことになり、喜ばれます。
バラなどの棘のあるお花はお供えに送る花としては、不向きとされています。ただ、生前故人がバラが好きだったということであればバラの花を送っても問題ありません。良心的な花屋さんであれば、その際にはバラのトゲをとってくれると思います。
地域やお付合いの程度によっても異なりますが、5000円~10000円のお花を送るのが相場とされています。
初盆を迎える家にお花を送る場合は、お盆に入る前に届けます。
お盆の時期は7月13~16日の四日間か8月13日~16日の四日間になります。
これは地域によっても違うので、先にお花を送る地域を調べておくか事前に先方に確認する必要があります。
また、お供えのお花を直接持っていく場合は盆の入りである13日か14日が良いです。
お墓参りに使うお花は、四十九日前は三色(白色、黄色、紫色)とし、四十九日後は五色(白色、黄色、紫色、ピンク色、赤色)がいいとされています。基本的にお供えに使うお花は奇数がいいとされています。
もちろんこうしなければ絶対にだめだというわけではないので、故人の生前の好みのお花や色相を考慮して、白色単色でも極端に言えば赤色のバラでも問題ありません。ただバラの花を使うときは、トゲをお花屋さんにとってもらうようにお願いしましょう。
お墓参りの花は、1対で手配します。これはお墓の花たてが1対になっているからです。お盆やお彼岸など他の人もお墓参りに行くことが予想される時は、1対でなくても大丈夫です。
お墓参りのお花は、仏花といい500円~1000円位の金額を多くの方が使います。ただし法事や命日など特別なお墓参りには1500円~2000円位の仏花を手配します。
お墓に行ってダメになった花と新しい花とを交換して、ダメになったお花は専用の処分用の場所がお寺でも霊園でも準備されています。
そのような場所が無い場合には、持ち帰ってきます。普通に燃えるゴミとして処分してもいいのですが、それだとちょっととお考えになるのなら、白い半紙にくるんでから処分するといいでしょう。もっと丁寧にするなら塩で清めてから処分しましょう。
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